夢中になっていたものはなんだろう

ちょっと前のエントリーになりますが、以下のエントリーを読みました。
「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る (2/5) - ITmedia NEWS

その中で

11、12歳まで好きだったものにこだわれ
 そこでもう1つ重要なモーメントは、他人のコピーになってしまうかどうかは、その人が本性的にもってる指向性や方向性に合致しているかしていないかです。11、12歳ぐらいまでにあなたが好きだったものにこだわれ、ということです。その延長線上にあるものと今やってる仕事がフィットするとかなりいい所に行くだろうと言えます。
〜中略〜
 自分が子どものころにこだわっていたある方向性、指向性、目指すべきものです。重要なのは目指すべきもの。あの時ぼくは昆虫が好きだったが、解剖とか分類とか全部正確にやりたいんだけどできなかった。そういう方向性と、18歳までに身につけた技術論がドッキングするようなものを見つける必要があるんじゃないか。

とあるのですが、これは前にバタフライ・ストロークに遊びに行った時に青木克憲さんが言っていたこととまさしく同じなんじゃないかと思います。

会話の中で印象的だったのが「小学校低学年までに夢中になっていたものを思い出すことが大切」とおっしゃっていたことです。
カミロボの安居智博さんも、カミロボを最初に作ったのは小学生の頃で、それをずっと続けてきて今に繋がっています。
小学校低学年の頃までに夢中になったものが、周りに流されることなく”自分が素で夢中になれるもの”とのことです。

バタフライ・ストロークに遊びに行ってきたよ - 灰色ハイジのときどきブログ

自分が迷ったときに、「子供の頃これが好きだった!」と胸をはっていえるような、そんな原点がクリエイターには必要なのかもしれない。