灰色ハイジのテキスト

サンフランシスコで働くデザイナーの日記とか考え事とか

会員登録は高いハードル

NBonline(日経ビジネスオンライン)は、記事の続きを読もうとすると、会員登録(無料)が必要になる。この、会員登録をしないと見れないウェブマガジンというのは結構あると思うのだけれど、どうにかならないのだろうか。

記事を提供するにあたって、会員登録をさせる理由はなんだろう

  • ユーザー数を把握する為
  • ユーザーの年齢や居住地などのデータを得る為

こんなところだろうか。


でも、もしこうしたデータが必要なだけなら、会員登録以外の方法は無いのだろうか。
別に会員登録をしたくないという訳ではないのだけれど、こうした記事って検索やリンクによって知ったりする事が多い。その時の関心ごとはNBonlineそのものではなくて、記事にあるのだから、会員登録って結構なハードルだったりする。例え無料であったとしてもその場でページを閉じてしまう。


それは、経験として「会員登録は面倒」だと分かっているから。

  • まず記事ページから会員登録ページへと移動しなければならない(画面が変わる)
  • 長々とサイトの説明や利用規約を読まなければならない
  • 入力しなければならない項目が多い

大体どこもこんな所。

たかだか1ページか2ページの「ほんのちょっと気になった記事」を読む為だけには、面倒な手順だ。そこまでして読みたいと思わない。”一度登録さえすれば、他の記事だって読めるのですよ”と言いたい事は分かるけれど、こうした読み物サイトにたどり着くきっかけが「ほんのちょっと気になったひとつの記事」である以上、そのサイト全体の事になんて興味が無いのだ。大体まだ記事も全部読んでいない。
そこで、NBonlineなどでは、ある程度記事が読めるようになっているのだけれど、逆にこれは会員登録のハードルを高くしていると思う。1/3や半分近く読んだ後に「続きは会員登録で」なーんて言われるとすっかりやる気がなくなる。


その記事を読んでいる人の年齢などのデータが知りたいだけなら、ゲストユーザー制度を設けて、簡単に年齢と住所を選択すれば続きが読めるとかはどうだろう。
別ページではなくて、同ページで簡単なアンケートのように出てくるフォームなら、お手軽。Cookieなどを利用してデータは保存しておき、また別の記事を読んだ時には別のアンケートに答えてもらう。そうしていくつか記事を読んだ時には、ゲストユーザーから完全な会員になる。
(複数のアンケートを元にユーザーデータが出来上がる)



・・・と思いつつ、いろいろ気になる記事があるんだから、とNBonlineの会員登録をしてみた私。