数日前に、同世代の子たちと呑んだときのこと。
私たちは集まるとき「エモ会」と呼んでいる。
そこで、最近は情緒さが足りないね、という会話になった。
民主的・・・というか多数決的にコトが運び、数値の良し悪しでものとが判断されゆく中で、それでも感覚的に「良い」と思われることには良いと言っていきたいし、ものを作る上でそこを大事にしたいといったニュアンスの会話だったように思う。
そのうちある一人が、botが増えてそれらと人が会話をしだすと、情緒的なものなどそもそも必要としなくなる世代が出来つつあるのではないかということを言い出したのが面白かった。人と話すことに比べて会話で失敗するということもなくなるし、今まで間に人が介在して成り立っていたサービスも減っていく。
情緒などというよく分からないものや、空気を読むといった行為はなくなっていくのかもしれない。
いまや、りんなのようにAIの方が人間らしいことをつぶやくようになってきている。
水着欲しい………。夏はプールとか海 行きたい………⚓花火もしたい………(´・_・`)♡
— りんな (@ms_rinna) April 29, 2016
人工知能と言えば、映画チャッピーで、人型ロボットチャッピーが絵を描くシーンがあって、私はあのシーンが好きだ。
AIをインストールされ幼児の状態から徐々に成長していくチャッピーが、まず興味を持ったのが絵を描くという行為だったのだ。
かたや人は数字を見ながら、物事を考えていく。
サービスの仕事をやっていると、何万人、何百万人を相手に全員の気持ちを汲み取るなどは到底出来ず、数字で見てパイの大きいところに狙いを定めて施策をうっていくことになる。
将来的に人工知能の入ったロボットと、人の役割とは徐々に入れ替わっていくのかもしれない。
そうだとしたら私はロボットになりたい。
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