大阪大学の石黒教授の本を読んだ。

- 作者: 石黒浩
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2012/09/03
- メディア: 単行本
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石黒教授は自分とそっくりのアンドロイドを作っていることで知られている。
人型のインターフェースを用いて、自分そっくりのロボットを遠隔操作し会話するというのは、すごくあり得る未来の形を提示していると思った。
私は世界はすべてバーチャルでいいと思っているし、そうなることを10代の頃から望んでいる。
ここに10年前の日記のデータがある。
2001/05/12 (土) 人や物が電子メールみたく瞬間移動(移動?)出来たらいいなぁと思う。 けどそれには周りの物を発達させるより人間が進化しなくちゃいけないかもしれない。 ロボットってゆうかサイバーチックってゆうか?(良く言葉を理解してない) 超高速な光みたいなそうゆう物質に人間がなるとか。
石黒教授の自分そっくりのロボットを遠く離れた地に置き、操作するというのはなんだかそんな未来を示唆しているように感じるのだ。
身体というのはデータのように転送出来なくて、なんて不便なんだろうと、中学生の頃ひきこもってネットをしながら思っていた。
この1年間3Dプリンタが話題にのぼることが多かったように感じるのだけれど、これがもっともっと発達したらどうなるだろうか。自分自身の身体データを元に、自分の姿をしたロボットを遠隔でつくれたならば。
瞬間移動が将来出来るようになるかもしれない、と思う。
自分の身体(コア)は移動せず、相手(情報)が送られてくるのだ。
数百年前には手紙が一瞬で届くだなんて誰も思わなかっただろう。
それと同じように身体が瞬間移動するなどと今は誰も信じない。でもきっとそんな未来が来るような気がしている。