Public/image.orgにて、ムラカミカイエを中心に発足したクリエイティブカンパニーSIMONEのインタビューが載ってます。
SIMONEはファッション業界で培ったブランディングメソッドをベースに、企業やファッションブランド、アーティストに至るまでのブランディングをWeb、広告などのフィールドで行っています。
私は広告やWEBの課題を与えられた時、連想ゲームのように言葉からイメージを考えるのですが、こういうファッションの分野ってどのようにイメージづくりをするのか気になっていました。ブランドによってカラーが異なるけれど、それらの違いは言語化できるものでも無いように思うし...。こうした感覚的なものを表現する力というのは興味があります。
ブランドの思想的な部分をそこまで深く汲み取りながらデザインしていくことは、非常に大変なことだと思うのですが、具体的にはどのようにイメージを膨らませていくのですか?
変な話かもしれないですが、自分の中にもうひとつの別人格を作り上げてイメージしていくということをしています。例えば、普段はあまり聴かないような音楽などでも、それがブランドのインスピレーションソースになっているものだとしたら、斜に構えることなく、その周辺のカルチャーなども一気にリサーチして、一度どっぷり浸かってみる。自分がクライアントのマインドに同調して、そこに陶酔していく、みたいな。その自分をもう一人の自分が俯瞰している感じなんですが、そういう作業がとても楽しいし、刺激的でもあります。
http://www.public-image.org/interview/interactive/simone_web_creator.html