約1週間相方が京都に滞在していた。これだけの期間会っていたのは初めてではないだろうか・・・。
私は近距離恋愛をした事が無い。近距離恋愛ってなんだって話なのですが、お互いの生活圏が交わる範囲で恋愛をした事が無いのです。いつも出会いはインターネット。・・・なんか、こうやって書くと、あやしさ満点なのですが、事実なのだから仕方が無い。
メールから、メッセンジャーへ、メッセンジャーから電話へ、電話から対話へ。
どんどんコミュニケーションをとるスピードや、量が増えていく。
どうして、これまで満足していたものが、満足出来なくなるのかな。
知りたいという欲求や、知って欲しいという欲求が満たされていくと、ただ側に居るという安心感が欲しくなる。あるいはそうした幻想。あえてコミュニケーションをとろうと意識しなくても、とれる方法が欲しくなる。
あぁ、どうして、言葉でのコミュニケーションって理由が必要なんだろう。目的が必要なんだろう。意味の無い事だって良い、言葉を交わす事こそが目的なのに。言葉は不自由だ。
「ごめんごめん、ジョークだよ」犀川は笑った。
「ジョーク?」
「意味はない。意味がないのが高級なんだ」
『冷たい密室と博士たち』森博嗣
何やら風邪をひいたらしく、頭がずっと想いまま。