灰色ハイジの観察日記

サンフランシスコで働く閉じこもりがちデザイナー

人と話しながら、見えてくる、こと。

就職活動で、コンサルティング会社の方に相談を受けて頂いたのだけれど、まず初めにお金のことを言われました。

30歳になった時の、代理店と制作会社の年収の違いなど。

将来のビジョンを考えた時、お金は大事な要素なのでしょうが、
どんなに年収が低かろうとも、
自分はクリエイティブな事に関わっていたい、と思いました。
あるいは、クリエイティブな事に関われるならば、それだけで幸せだと。

そんな事が言えるのは、私が甘ったれで、親に支援されてぬくぬくと大学に通っているから言える事だと分かっています。
人として生きていく為にお金が必要な事も分かっています。
けれどもークリエイティブな事が無くなってしまったら、私はとても生きていけない。
一番はじめにお金の事をひきあいに出されたので、少なくとも一番重要視する項目ではない、と強く思いました。
(と書きながら、やっぱり私は甘ちゃんだ、とも思っているのだけれど。)


ブランディングがしたいやら、キャラクターに関わる事やらと言い出すので、コンサルティングの方には「あれもこれもいいなーと思っているんでしょ」という風に思われてしまいました。自分でも確かに、いろんなものに感化・影響されやすいなぁとは思うのですが(苦笑)。
けれども、ブランディングとキャラクターの共通点。それは「世に残るものである」「人の記憶に残るものである」という点。シンボル化されたものは、どの時代も生き抜く力をもっています。
グラフィックでなくてもいい。○○=コレ!って、キーワードを通じて人々がつながりあえる事に私は魅力を感じます。
消費される・一時的なものでなくて、ずっとずっと残っていくもの。そうしたものに携わりたいのだと気付きました。それも広い意味で。
イベント、それはどんなイベントでもいいのだけれど、そうしたものにも興味があります。あ、ほらまた違う事言ってーという感じなのですが、そのイベントが人の心に刻まれるものであったならば、それもまた「残るもの」だと思うのです。


私はウェブが大好きですが、残念だなと思う事はこれらが残らないという点です。どのようなサービスもほとんど消費され、早いサイクルで無くなっていってしまっていると感じるのです。数年前に利用していたサービスで今も残るものって何があるだろうか?たぶん、そう多くは無い。
ウェブの特性が、リアルタイム性にあるので仕方ないと言えば仕方ないのかもしれませんが、データという劣化しない保存の仕方を利用して残り続けるものをつくる事は出来ないのでしょうか。時間を感じさせない何かがウェブで行われても良いのになぁとふと感じるのでした。
(例えば、本って数年経っても気にせず読めてしまうけれど、ウェブの記事って時間が経ったものはあまり読む気がしない。これは何故だろう。日付が必ず記入されているからだろうか。本だったら紙の具合で時を感じることが出来る。ウェブも日付以外で時を感じる事が出来たら良いのに、とふと思う。)