前回の記事:LiBに入社&フリーランス始まりました - 灰色ハイジの観察日記
来月にはまた状況が変わってそうなのと、パラレルワークしてる人の事例は他にもたくさんあるので目新しい情報はあまりないと思いますが、自分の備忘録的に。
週4勤務
まずLiBには月、火、水、金の4日間勤務しています。社内にはリモートワーク勤務の人も中にはいるのですが、オフィスに通っています。勤務時間は09:30〜18:30。
木曜休みなのは同じくメンバーシップオプション制度で、自分の会社をやりながら週4LiBに来ているデザイナーの井村さん @imura_design が木曜休みなため、コミュニケーション密度的に同じ曜日休みにしてみた感じです。
平日のフリーな時間を買う
働き出した最初の1ヶ月は、5ヶ月間のニート明けなこともあり、LiBに通うだけで精一杯で毎日ヘトヘトに疲れてしまい、、木曜日は特にフリーランスの仕事もしていなかったです。パラレルワークというか、ただの週休3日状態。
メンバーシップオプション制度の場合、通う日数が少ないので、週5フルで働く人よりも、もちろん給与は調整されていて少なくなります。なので、稼ごうと思ったら休みの1日でどれだけ別の仕事を生み出すかが重要になってくる。
なのですが、2足のわらじになる!と決めたのに会社の仕事しかしてない自分...と落ち込んだりもしました。でも途中から「平日1日の休みを買っている」という気持ちになりました。
かの有名なGoogleの20%ルールなどもありますが、業務以外で新しいことを学ぶ時間などを自分の意思としてお金を払って得ているのだと思うことにしました。
とか言ってたら忙しくなりだした話
2月に入ってフリーランスになりました報告をしたら、いろいろとご連絡をいただきまして、フリーランスの仕事は記事を執筆したり、広告のインタラクティブプランナー、アプリのUIデザイナーなどさまざまな仕事をしました。もはや2足のわらじじゃ足りてない感じです。取材に行ったり、プレゼンに行こうと思うと、木曜日だけにそれらの予定を入れることが難しい状態。LiB出勤日も1,2時間ほど抜けさせてもらってそれらをこなしていました。
そこだけ切り出すとフリーダムに働いているような感じですが、フリーの仕事でLiBの仕事がおろそかになったり、自分がボトルネックでプロジェクト進行を遅らせてしまっては本末転倒。この制度自体もどうなの?と思われてしまうなぁということでかなり気を揉みながらいろんな仕事をこなした2月でした。
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時間管理の意識は大分高まりました。外出の予定が入ってるなら、作業を効率よくしてその時間を捻出しようとか、ボトルネックにならないように前倒しでタスクをこなしたりとか。(それをしようと思うと、1週間分のタスクをあらかじめちゃんと見積もる必要がある)
しかし何といってもこの制度によって他の社員からも理解が得やすいのが大変嬉しかったです。フリーの仕事として書いた記事を喜んでくれたり、反応をもらえたり。途中抜ける時も「行ってきます」「行ってらっしゃい」と声をかけてもらえたり。何というか、こそこそ別の仕事をしなくても良いというのが精神衛生上良かったです。
社員であることの安心感
メンバーシップオプションって業務委託ですか?といった質問をよく受けるのですが、LiBには正社員として雇用されています。なので保険も出てます。
複業のメリットって、生活のための仕事=ライスワークをフリーランスの方で受ける必要がないことなのかなぁと思います。前述の通り仕事が無かったとしても、週休3日と思えばむしろ幸せな状況です。そうなると、仕事の受ける受けないの線引きが、自分のやりたいことか?ということに集中出来る。(と思っています)
知見が溜まる
フリーの仕事をしていると、「あ、これLiBでやったプロジェクトでも同じことが発生したな」などと思うことがあります。パラレルで動くと自分の中にいろんな知見が溜まるのでそれをすぐさま活用出来て良かったです。逆もしかりでフリーの仕事で得た気づきを、LiBに還元することにも繋がっています。
もちろん、LiBの競合となる案件は受けていませんが、制作のTipsやチームビルディングの観点は流用出来る部分が多いなぁと感じます。
制作会社でも同じことが言えるのですが、事業会社であるLiBをメインに据えて良かったなと思うメリットは、運営視点のノウハウも溜まるところでしょうか。制作会社だと運用の部分だったり、ビジネスサイドの事情を知る(かつ、それを汲み取って制作に反映する)ことはなかなか難しいのではないかと思います。
体力がめちゃ必要
概ね良いことだけ書いてみましたが、デメリットももちろんあって、とりあえず何と言っても疲れます・・・!
労働時間については、自分が受ける仕事を調整すればいいという話なのですが、仮に空いた木曜日にだけ別の1社通う、というスタイルにしたとしても、やはり何個もいろんなプロジェクトを見るのは疲れるのではないかと思います。
やっぱり複数の仕事をすれば、休日と言う概念もなくなりがちというか、捻出しなくちゃならない時間は増えます。
パラレルワークってどう?って聞かれたなら、薦めることはしないです。とにかく体力がいります。
でも人間、興味の対象は一つだけじゃないし、仕事の面で言えば2つ以上の業種に関わると、クロスした知識で新たな仕事へと生かせるし、貴重な人材になれるんじゃないかなーと思います。
とりあえず温泉に行きたい。