灰色ハイジの観察日記

サンフランシスコと日本を行ったり来たりしているデザイナーの日記

逃げたっていい

会社というのは村社会のようなところがある。

私も何度も死にたいと考えたことがある。

逃げるのは怖い。でも身体が死ぬことを考えたとき、会社から逃げて、現実社会から死んだことにしてしまっても同じだ、と思う。

最近のゲームはリセットという概念がないというけれど、
別のアカウントで始めるくらいの気持ちをもったっていい。

過酷な労働下にあるとき、きっと死ぬことが一番楽で、辞める、逃げるという選択肢すら浮かばなくなってしまうでしょう。

だから、このブログを読んで、いつかその時ふとそんなこと言ってた人がいたな、と思い出して欲しい。

もう一度言います。会社というのは村社会なんです。

そこを辞めて飛び出しても、他の土地に行けば良いだけ。

世の中には全然違う価値観の会社はたくさんあります。
会社に属さない生き方だってあります。


出社時間、上司に言われた時間、残らないといけない時間。
そんなもの世の中にいくつもあるタイムゾーンの、ほんの一つ。
逃げたって言われてもいいから、そのタイムゾーンから抜け出してお日様のあたる芝生の上で寝転んでみるときっと涙が出ます。

その村以外の時間が世の中にはいっぱいあります。

会社のルール、上司の言うこと、それは洗脳に近いこともある。ほんの少し「これはおかしい」と思ったら、逃げたっていい。

UberEATSを使ってみたよ

f:id:haiji505:20161002213203j:plain:w100:right引越しが決まっているのもあって、夏頃にキッチン用品を整理して自炊が出来なくなった。なので外食と出前が増えて、出前館、楽天デリバリーを利用する頻度が高くなった。
そんな折、やってきたのがUberEATS。

アプリで注文すると、10分程で食べ物がくるーUberでの体験が家にやってくるような感じだ。

注文10分後に電話

アプリで注文後、しばらくすると見知らぬ番号から着信があった。
「UberEATSですが、建物名が分からなくてー」ということだった。
注文時に建物名を入れているので、あれっ?と思いながらも、話しながら場所を伝える。

配達している人たちが、どういうバックグラウンドの人たちか分からないけれど、はじめて配送するとなると、建物を探すのは大変だろうなぁという気がした。


届いたカオマンガイ。てっきりUberEATSのオリジナル容器&紙袋で届くと思っていたので少し拍子抜け。普通の白いビニール袋にこれが入ってました。(過剰包装は好きじゃないので別に良いのですが、写真を撮りたかった・・・笑)



尚、2回目はオリジナル紙袋で届いた。どういう法則なんだろう??

サービスの質は

ものすごく細かいことでいうと、毎週のように私はデリバリーを頼んでいるけれど、彼らは足や荷物を使ってドアが閉まらないようにキープしてくれている。これが当たり前だと思っていたけれどUberEATSで来てくれた人はそういう配慮がなかったので、こちらでドアをずっと抑えながら応対する必要があった。
何を細かいことを言っているんだという気もするが、日本のサービスはものすごく高い水準で行なわれているので、それを当たり前だと思っている人たちに提供することはすごく大変だろうと思った。
実際にやってきた人に聞いてみると、彼らは社員ではなく業務委託ということだ。サービス初日だったこともあるけれど、日本のサービスであれば教育を徹底しているが、果たしてUberの場合はどこまで出来るだろうか?というのが率直な疑問。


また、プレイベントに参加したとき、麺が冷めて出てきた、という声もあった。
例えばピザデリバリーの場合、彼らはピザを運ぶことの専門なので、箱だったりというものは専用に作られている。
一方UberEATSはこれまでデリバリーできなかったものが運ばれてくるのがサービスの特徴であるが、その分特定の食べ物専用に運ぶということは難しいだろう。お店側からみたときに、最適な状態で運ばれない可能性もあるので、ブランディングとして果たして?と思う部分もあった。サービスが広まるほど、その印象はUberというよりはきっとお店そのものの信用につながっていく。
これは日々の運用の中でフィードバックを元に改善されていくことを期待したい部分。

深津さんのように配送実験をしている方もー

セキュリティ

使ってみて10分で届いたのは驚いたし便利!と思ったけど、その一方で「身元の分からない人が自分の家のドアの前までくる」ということを利用する上で一応念頭に入れておいても良いかもしれない。特に女性は。
他の配送系も同じでは?と思うかもしれないけれど、1日拘束があったり、社員として契約されるよりも、「空いた時間だけ参加すれば良い」というバイトほど参加が簡単なものはない。おかしな人が紛れこむ可能性は他よりも高い気がする。
また他の配送の場合は、何かあった時にはその会社に責任があると思うけれど、Uberの場合は「あくまで配送者とマッチングさせているだけ」なのだ。

UberEATSの配達員の人がブログに写真をアップしたところ、知り合いの方が自分のマンションの共有部がしっかり写りこんでいた為に取り下げてもらうということも実際に起きていた。何もなかったから良かったけれど、他人の家の写真というのはもっと気をつけて扱うべきものだと思う。
まだ起きてもいないことに対して心配しても仕方ないかもしれないけれど、個人間のマッチングサービスにおいては、利用は自己責任であるということを意識しておいても良いと思った。

配送後に、配達員の評価ボタンがあるので良かった人には積極的にいいねしていきたいですね :-)

アプリ面で気になるところ

アレルギー表記

私はチーズが食べれない。お店で食べるときや、ネットで注文するときはそもそも避けるか、入っているか確認する。
UberEATSのメニューはアレルギー表記がなくて、頼むときにドキドキした。一応備考欄に入っているメニューなら抜いてください、と書いておいた。トラブルを起こさないためにも、アレルギー表記欄がデフォルトであっても良さそう(こういうの海外の方がうるさいイメージだったんだけど、どうなんでしょう)

メニュー表記


セットなのか、個別なのかもちょっと判断がつかなかった。あらゆる食べ物に対応するのは難しいかもしれないけれど、メニュー説明のところはもう少し気を使っても良さそう。

日本語対応

アプリのローカライズでよくあることだけれど、日本語がはみ出てしまったり、表示が足りていない・・・笑
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また、この時お昼の12:30くらい。エラーメッセージの内容としてはおそらく間違っていて、サービス初日に売り切れが続出してしまった為だと思われる。この体験をした人は、二回目以降お昼は注文しなくなるかもしれないし、やはりエラーというのは適切に表示する必要があると思った。



総じての感想としては、配送エリアがまだ限られているので、自宅よりはオフィスに持ってきてもらう、というのがユースケースとしては多そう。忙しくて席を立ちたくないな、という日はよくあるので、そういう時に持ってきてもらえるのは便利ですね。
あと、みんなで頼むとお昼に会話するきっかけにもなって良さそう。

リモートライフを支えるサービス

婚約をしてからそろそろ10ヶ月ほど経とうとしているが、この夏ようやく2人の籍を作った。
私の婚約エントリーからバトンを繋ぐように結婚については、はまちゃん id:hxmasaki がエントリーを書いた。

籍を作ったその週の終わりには夫であるはまちゃんはサンフランシスコへと帰っていった。つまり新婚生活は早々に遠距離生活となった。
「遠距離恋愛」や「単身赴任」という言葉があまりにもしっくり来ないため、婚約当初から私は「リモートライフ」と呼ぶことにしている。そう呼んでいる為か、いわゆる同居をする新婚生活ではないかもしれないが、これが私たちの新婚生活なのだ、と胸を張って言うことが出来る。

リモートライフにあたって、この10ヶ月の間に2人でいろいろ試してみたことがある。

離れていても同居生活をする

apeear.in + Chromecastで常時部屋を繋ぐ

まず導入したのは、リモートワークでも導入しているであろうビデオチャットだ。
使用したのは、apeear.in。鍵付きの部屋を作っておき、2人のアカウントならばすぐに接続出来る設定にした。

贅沢にもカメラ専用端末としてNexus 5Xを使用。カメラとして使用しているだけなので、何でも良かったのだけれど、Chromecastに繋ぎたかったので、Android端末は好都合だった。Androidでapeear.inを立ち上げ常時自分の部屋をはまちゃんが見れるようになった。
はまちゃんの方も同様に、appear.inでサンフランシスコの部屋を写してくれている。
それをテレビの大きめの画面にChromecastで繋ぐと、隣の部屋にはまちゃんがいるような感覚を得られた。

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「部屋を常時お互い見られるようにするのって嫌だわw」というのがこの話を聞いた人の大抵の反応なのだけれど、もしこれが同居しているのであれば同じことではないだろうか?というのが私たちの意見だった。リモートライフにおいて、離れていながらどうやって一緒に住んでいるように設計出来るか、というのが私たちの課題だった。
また、これは同居の手前の実験にも使えると思っていて、カメラ越しに一緒にする生活に苦を感じない関係ならば、リアルに一緒に住んでもやっていけるだろう。

音声はLINEがいいぞ

映像を常時つなぎながらも会話したい時は、LINE通話を使用した。というのも、LINEが一番音質が綺麗だったのだ。途切れることもなくストレスが少ない。毎日通話を、数時間繋ぎっぱなしの生活を続けているけれど、本当に素晴らしい。
f:id:haiji505:20160822092547p:plain:rightリモートライフではテレビゲームも重要な一つで、スプラトゥーンを2人で一緒によく遊んでいるのだけれど、ゲーム中にもLINE通話はベスト。春からグループ通話にも対応するようになったので、かつてのはてなアルバイト仲間4人でタッグマッチを組みながらグループ通話もしてみたけれど、複数人で喋っても音質変わらず。感激した。
何やらLINEの宣伝のようになってきたけれど、通話は本当におすすめである。

→UIはこんな感じ。メインで話している人のアイコンがハイライトされて分りやすい。

クリスマスディナーもリモートで

2人で初めて過ごすクリスマスも当然海の向こうだったので、リモートでクリスマスディナーをした。
お互いにお酒を食事を用意して、顔を見ながらディナーを楽しんだ。時差があるので、日本の18時、サンフランシスコの0時とか、そんな時間帯だった気がする。
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クリスマスに限らず何度かリモートで家飲みを楽しんだ。
尚、appear.inの鍵付き部屋は許可していないユーザーが訪問すると「ノックする」という動作があるのが気に入っている。二人の部屋にリモートで友達も呼んで飲み会してもいいかもね〜なんてことを二人で語り合ったりもした。(結局まだ実現はしていない)

失敗点

尚、これを実践した月に電気代が1万円を超えたので、起動しっ放しのテレビが影響したのではと思っている...。リモートライフの為にはPC用の液晶ディスプレイの方が良い気がする。
また、Androidもカメラをずっと立ち上げたままだと熱くなって固まることもしばしばだった。
テレビ会議用の専用ハードなどを使えば良いのかもしれないけれど、個人で手軽に買える範囲だとまだまだ課題はあるのかもしれない。


一方、はまちゃんはChromebitを使用。快適そうだった。

ネットを介した現代の「ただいま」「おかえり」

物理的な距離と、時差によって訪れた困難は「いつお互いが家に帰っているの?」ということだった。些細なことのように思えるけれど、場所も時間も離れているといつ話しかけていいんだろう??と様子を伺うことが結構なストレスになることが分かった。

IFTTTを使って「ただいま」も位置情報で自動投稿

毎日話しかけるタイミングが掴めるようにと、お互い小まめにやりとりしていたが、「ただいま」や「行ってきます」などの発言がルーチンワーク化してきた。
そこで、IFTTTのアプリを使用することにした。IFTTTのアプリ版ではiOSの位置情報をトリガーにすることが出来る。
自宅を出たら「行ってきます」、近づいたら「ただいま」をSlackに投稿するIFTTTレシピを作った。

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挨拶すらもbotにしていくのは私たち夫婦らしくて気に入っている。

しかしこれも位置取得の精度やタイミングがまだ微妙で、うまく送信されないことも多々あるのが課題だ。

リモートライフで感じる家族の形態

リモートライフを経て結婚して良かったことは、物理的に離れていることで、2人の絆をどうやって築くのか?ということをお互いに考えられたことだ。
本来距離が近くても考えるべきことを、離れることで強制的に"考えなくてはいけない"環境になったのだ。
今後も数ヶ月ごとに日本かアメリカで会いながら、リモートライフは続きそうだけれど、最初から離れていたのできっと今後何があっても大丈夫だろうという気がしている。
リモートワークが、物理的な距離を越えてどう一緒に仕事をするか?ということを考えるきっかけになったように、リモートライフを通じて、現代の家族の在り方を考えていけたら良いなぁと思っている。