灰色ハイジの観察日記

サンフランシスコで働くデザイナー

居場所

三浦春馬さんの訃報にショックを受けた。最近は日本のドラマも観ていないし、推しと呼べるような俳優さんもいないのだけれど、キンキーブーツの映像をYouTubeで見てから、この人はすごい!と思い、何度も繰り返しみたり、彼の曲を聴いたりもしていた。いつか舞台も見に行ってみたいな、などと思っていたのだ。

彼のInstagramを見ると「こんなことするはずがない!」というファンのコメントがついていた。それを見たとき、周りから「こんなことをするはずがない=仕事に支障をきたさない、何事も頑張る姿勢」と思われるほどに真面目で、だからこそ弱音を吐けない辛さがあったのかな、とふと思った。

以前「逃げたっていい」というブログを書いたことがある。

「ドラマも舞台も決まっていて、新曲も出る。仕事は順調だったのに」そんな感じのコメントをどこかで見かけた。仕事が順調であることと、その人が心身ともに健康であることは違う。適度なプレッシャーは仕事に良い結果をもたらすかもしれないけれど、それが強まれば逃げられない強いプレッシャーとなってしまう。私は芸能界のことは全然分からないけれど、契約金などもあるだろうから、個人の意見で辞めたいと言うことは難しいであろうことは想像がつく。

それでも、それでも「逃げたっていい」と私は言いたい。

無責任だと言う人もいるかもしれない。実際に迷惑だってかかるかもしれない。それでも周りの人やファンの人は、またいつか会えること、ただ存在してくれることを望んでいたはずなのだ。 三浦さんだけでない。連日のニュースでは具体的な手法なども載せており、人々の心を掻き乱しているのではないかと思う。ニュースを見て不安に思った人にも言いたい。逃げたっていいんだよ。不安や悲しみで囚われているときは、フィジカルにもメンタルにも、いったん要因となっていることから離れることも大事だと思う。私は、社会が人の健康を第一優先し、人が回復できるまで寛容であれるようになって欲しいと思う。

これは自分に言い聞かせるためにも書いている。実はここ数週間メンタルにも身体的にも不調で落ち込んでいた。夫のサポートもあって今は回復してきている。もしも一人暮らしだったら、どうなっていただろうと思うことがある。普段なら会社に行って同僚と笑ったり、友達と会って回復していたような些細な悩みでも、この自粛期間中それも叶わず蓄積してしまったら...?

弱音を吐き出して受け入れてもらえる。そんな場所がオンライン・オフライン問わず大切なのかもしれない。