灰色ハイジの観察日記

サンフランシスコで働くデザイナー

メンタルヘルス

新型コロナウイルス後、私が働いている会社ではオフィスをすべてクローズし、完全リモートワークになった。その影響だろうか、メンタルヘルスのケアが前よりも重要になっている気がする。というのも、最近会社のSlackで何度も「mental health」という言葉を見かけたからだ。

「I'm going to OOO tomorrow for a mental health day.(メンタルヘルスのために明日は休みます)」、「I'm unavailable next week to prioritize time with mental health.(メンタルヘルスの時間を大事にするために来週は予定が空いていません)」といった具合だ。こういった内容の休み連絡は、この自粛前のオフィスで働いていた時よりも明らかに増えている。

日本で働いていたときは、精神的な不調を会社に伝えるというのは、なんとなくタブー感があったのだけれど、アメリカではどうやら違うらしい。言葉がもつニュアンスも違うのかもしれないと思い、日英辞書で mental と引くと、mental health day は、仕事を休む日、休日と出てくる。そこで英語で mental health dayを検索してみると、ストレス解消のために戦略的に調整した休みの日と解説している記事を見つけた。

アメリカで働き始めてから、効率的に働くためにも、休むことが大切だというマインドが浸透していることに気づいたのだけれど、これはそのことを表す良い事例かもしれない。

さらに良いなと思ったのは、そのようにメンタルケアのために休むと宣言した人に対して「Thank you for prioritizing your mental health」といったコメントが付くところだ。直訳すると、「あなたのメンタルヘルスを優先してくれてありがとう」となるのだけれど、自分のケアのために休む人に対して「ありがとう」という言葉が出てくるところが素敵な文化だと思う。