先週、地元の彌彦神社で結婚式を挙げた。生まれ育った村は道路二車線をまたぐ大鳥居が有名で、神社にも小さなときから慣れ親しんできた。教会で神父さんの前で誓うよりは神社が良いなと思ったし、神社であれば見知らぬ場所よりは地元が良いなと思った。子どもの頃から見知っている神主さんもいる。
この1年はアメリカと日本を行ったり来たりだったこともあり、準備はのんびりしたもので、式の日程は入籍から1年経ってからとなった。
今年の春に実家に帰った際にプランした。身内だけで行い披露宴なども特に行わなかったので、プランと言っても神社の予約と、衣装の手配が主なもの。撮影に至っては最近カメラにこだわり始め他の人の結婚式の様子もしたりなど、セミプロとして活動している父にお願いした。地元を離れて10年経っていたこともあり、式後の食事会の場所などは家族のアイデアだし、細かい時間などのプランは父が組み立ててくれた。もう父は今回のウェディングプランナーみたいなものだ。
婚約から2年も経っているし、夫婦とやっていくぞ・・・!という初々しい気持ちも薄れ、誓う以前に既に夫婦だしなぁという気持ちもあったけれど、式を挙げて良かったと思った。
入籍して1年経つとそれなりに喧嘩もあり、夫婦としての危機も正直なところあったからだ。それが神社で家族の前で誓い合う、というのは背筋が伸びる思いだったし、何よりそんな場に2人で立てていることに、じーんとなった。
兄が同じく彌彦神社で数年前に式をあげたので一度見ているのだけれど、手順などはまったく覚えていなかった。巫女さんが時折ジェスチャーで次の動作を促してくれるのでそれにしたがって式を進めた。御神酒が思いの外おいしくもっと飲みたい気分になった。(式を終えたあとに親から「あれは三口に分けて飲むんだよ」と言われた。)
神主さんが事前に伝えた両家の住所などを読み上げて、どこそこの娘、息子が一緒になるんだよ、ということを言うのだが「かり〜ふぉるにあ〜の〜さん〜ふらんしすこ〜」と読み上げ始めた時にはそこも言うのか!と少し笑いそうになった。
結婚式の前日、夫の家族が我が家に挨拶に来たときは、甥っ子は人見知り全開だし、特に会話もはずまず、これは大丈夫だろうか...と心配になった。でも、結婚式後に温泉旅館で食事をした時に生い立ちアルバムを配ったところみんなが結構盛り上がって(お酒の力もあって)本当に安堵した。さらにその後旅館にあったゲームセンターでミニオンズのペンを落とすのにみんな必死になったり、両家で卓球対決をしたり....。
正直なところ披露宴や結婚パーティーをしてみたい気持ちもあったものの、新潟と福岡、そしてサンフランシスコと各々が離れて暮らす中で今日が全員で集まる最初で最後の日に、家族だけでこのように親睦を深められて良かった。
前撮りをたくさんしたのですが、家具職人の兄に私たちらしい小物としてHTMLタグを作ってもらいました。 pic.twitter.com/zgXxzJwSLM
— 灰色ハイジ / Haiji Haiiro (@haiji505) 2017年9月26日
前撮り写真をアップしたところバズった。結婚式後しばらくはpush通知が鳴り止まなかったけど、favご祝儀だ。ありがとうございます。
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としてマークアップされた灰色家、濱崎家を今後ともよろしくお願いします。