Lady Bird

日本に3週間ほど帰っていた。行きのUnitedの機内で映画を2本観た。

この1年弱のアメリカ生活を振り返ると、当初は字幕付きであっても英語のドラマや映画を観るなんてことはできなかった。英語の勉強に海外ドラマを薦められるも、アメリカのNetflixで日本語字幕付きのものが少なく、初見のストーリーを楽しむことができなかった。

そこですでに知っているものならば楽しめるかもしれない、とジブリの英語吹き替えのDVDを買って観た時は「あぁ英語だけど分かる...! 分かるぞ...!」と思わず涙が出た。

Spirited Away / [DVD]

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さて、そんな状態だった私が今回、英語字幕の映画を2本も観たのだった。

Lady Bird

主人公はカリフォルニア州サクラメントに住む女子高生。大人になってからアメリカに住むと、人々がどのように学生生活を送っているのかということが分からないので、同じカリフォルニア州の学生が主人公というのは観ていて興味深かった。

主人公はスクールカーストの中で高くもなければ低くもない位置で、クラスのイケてる子と仲良くなろうと画策する。大学は憧れのニューヨークに行きたいけど、反対する母親と衝突する。

私は新潟の村で生まれ育ちずっと都会に憧れていた。そんなこともあってどこか重ね合わせながら観てしまった。

この"Lady Bird"というのは主人公が自分で付けた名前で、学校で本名で呼ばれても「私の名前はレディーバードよ」って言うんだけど、私も灰色ハイジという名前を10代から名乗っているせいか、なんだかそこも勝手に親近感を覚えてしまった。

大人になりたくて、一人前になりたくて、でも現実の自分とギャップがあってもがく。その過程で親と衝突してしまうことは国は違えど普遍的なのかもしれない。

Jumanji

もう一つ観たのはジュマンジ。ゲームの中に閉じ込められてしまう高校生の話で、20年前に公開された映画の続編である。前回はボードゲームだったけれど、ビデオゲームにアップデートされていた。英語を学ぶなら自分の興味のあるものが良いけれど、ゲーム好きな私にとって苦もなくこれが観れた。随所にゲームあるあるが盛り込まれていてくすりとできるシーンがたくさんあった。

この1年で私のマインドが英語を勉強することから、どう目の前の人とのコミュニケーションやコンテンツを楽しむかということにフォーカスが移ったようで我ながら成長を感じたのだった。