灰色ハイジのテキスト

サンフランシスコで働くデザイナーの日記とか考え事とか

Archiveの検索は時間旅行みたい

ふと昔展覧会で見た写真が気になるものの思い出せない。
東京都現代美術館だった気がして何度か検索するもののそれらしいものに出会えず。
ということがこの1ヶ月程続いていたのだけれど、ふとあれはICCだったかもしれない、dumb typeのインスタレーションも展示されていた、という記憶がぱっと出てきた。
ので、ICCのArchiveを検索するも出て来ず。


でもICCで浮かび上がって来た情報を元に更に検索をすすめると、私が足を運んだのは東京オペラシティで2008年に開催されていた「Trace Elements (トレース・エレメンツ)」という展覧会だったことが判明。


ずっと気になっていたのは、亡くされた奥さんの写真を壁一面に並べて、配られている冊子を見るとその写真と対応して過去の日記の一文が添えられている、というものだった。

Aus den Fugen

Aus den Fugen

なんだかひどく悲しい、という気持ちだけが残っていたのだけれど、古屋誠一さんという方の写真だったようだ。


美術館のサイトには過去に展示したもののリストが大抵載っているので嬉しい。
情報を横断しているうちに、時間旅行をしている気分になった。
あぁこの展覧会、こういう用事で東京に来てその時立ち寄ったんだよなぁ、とか。その時その作品を見て、何を感じたのか、という感情と今の感情を照らし合わせると、なかなか面白い。