新潟のお雑煮

お正月は、大石家のお家で過ごした。 夫は毎年福岡流のお雑煮を作っているのだけれど、私は地元新潟のお雑煮を一度も作ったことがなかった。以前、母親に我が家のお雑煮って何が入ってたっけ?と尋ねたLINEの履歴が見つかったので、人生で初お雑煮を作ってふるまった。

まず我が家の雑煮で特徴的なのは、打ち豆だ。新潟の保存食で、大豆を煮てそれを木槌などで打ち乾燥させたものである。こうすることですぐに味が染み込むので、お雑煮の煮込みの最後に加えるだけで食べられるということらしい。

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打ち豆の作り方
  1. 大豆を2時間くらい水につける
  2. 鍋に水と1の大豆を入れて沸騰させる。大豆が浮き上がってきたら取り出す
  3. 大豆を1粒取り出してクッキングシートで包んで、まな板などの上でハンマーで一思いに叩く
  4. 網に乗せて乾燥させる
  5. 使う時はぬるま湯に6-7分つけて戻す

これ本来ならば保存食なのでもっと前に作っておいて、使う時にすぐ使えて便利、というものだと思うのだけれど、乾燥させたのが前日だったので、何だかよく分からない手間になってしまった。でも子どもの頃おばあちゃんが打っていたのを思い出すと、これが我が家の雑煮だなぁと感じるのであった。 あとの具材は母親によれば、ゼンマイと細長く切った大根と、あとは適当に入れるとのことだった。ゼンマイはサンフランシスコにある日本のスーパーNijiyaでは手に入らなかったのだが、大根、鶏肉、こんにゃく、ねぎ、しいたけを入れた。 味付けは昆布と鰹節で出汁をとって、醤油ベースの味付け。

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Twitterでアメリカに住む日本人の方が、伝統的なお正月を過ごしている気がするというつぶやきを見かけたのだけれど、確かにそんな気がする。サンフランシスコは日本ほどの四季はないし、お正月くらいはその季節らしいことをして過ごしたくなるのかもしれない。