- 作者: 雪朱里
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2010/06/01
- メディア: 単行本
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書体に関しては学生の頃から関心がなさすぎて、もうちょっと勉強したいと思っている分野だったりする。
この本では、普段使っている書体がどのようにして生まれたのかがインタビュー形式で垣間みることが出来る。
学生が「fontって売られているの?!」という驚きを発したことが、このようにインタビューとしてまとめようと思った経緯らしいのだけれど、私も約1万字を人の手で1つ1つ作っているだなんて信じられない!という気持ちでいっぱいだったりする。
文字を書くという習慣自体がなく、文字というのは打つものだ、という感覚があるのだけれど、こうして表示されている文字そのものが人の手によるものだと思うと感慨深い。
この本を読むと、文字を扱う時には書体デザイナーに敬意を払わないといけない、という気持ちにさせられる。
書体選びで悩むときがあるけれど、エレメントだけではなくこうしたバックストーリーを知っていると、書体選びが楽しくなりそう。