灰色ハイジのテキスト

サンフランシスコで働くデザイナーの日記とか考え事とか

サンフランシスコのTradecraftに入りました

今月からサンフランシスコにある、Product DesignerやGrowth Hackerの養成所「Tradecraft」に入りました! 3ヶ月間、見習いのような感じで実際にこちらにあるスタートアップのプロジェクトに参加したり、基礎カリキュラムを受けたり、スタートアップで活躍する人たちがメンタートークに来てくれます。

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入った時にまず言われた言葉が「ここは学校ではありません」というもの。

キッチンはある、材料もある、自分たちで調理することが仕事だ、とそんなようなことを言われました。ま、出てくるのを待ってるんじゃなくて、自分たちで何とかしてね、その為のヒントはたくさんある、ということです。

この2週間は、Design Sprintのような形で、自分が改善したいと思うプロダクトを選んで、ユーザーリサーチからプロトタイプを作ってCase Studyとしてポートフォリオにまとめるところまでやりました。

作業そのものはついていけるのですが、ネイティブの人しか居ないような環境で、英語を毎日8時間聞き、そしてコミュニケーションをとるというのはかなりヘビー。。デザインに関する部分はさすがに聞いて分かるものの、それ以外のキャリア開発などの話になると言っている英語が途端に推測出来なくなり先週は帰ってから毎日のように落ち込んでました。入って1週間で英語でゲリラユーザーインタビューやったことも良い思い出...。

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半年前まで本気で「Hello」しか言えなかったような人間なので、めざましい成長をしていると信じたい。

このキャリア開発というのは、今まであなたは何をしてきて、今なぜここに居て、次にどうしたいの?ということを自問自答させられます。カリキュラム外でもクラスメイトや先輩などから毎日同じようなことを聞かれます。答える度に、本当に私のやりたいことってそれなのか?とか、英語スキルが足りないことを言い訳に何か消極的な答えを探している自分に気付きます。

これ・・・大学3年生の時に、就職活動をする前の気持ちにとても似ています。場所や言語が違うだけで、やっていることは基本的に同じである、というのがこの2週間いた上での学びでしょうか。発見としてはポートフォリオの作り方、アプローチの仕方が日本とは少し違う気がします。

すでにデザインの仕事をしているのに行く必要あるの?と言われたりもしたのですが、一度日本でやったことを英語でやり直したり、話したりすることは、将来アメリカなど英語圏で働きたいと思った時にとても良いトレーニングだと思いました。また、経験として知っていることも、違う言語で説明を受けると理解が深くなるような気がします。

そういえば、Tradecraftに入ってから31歳を迎えました。みんながHappy Birthdayを歌ってくれて、世界共通の歌があるというのは本当に素晴らしい...!と感激しました。今が人生で一番エモいかもしれない。

大人になってからの挑戦は、精神的にも体力的にも削られるものがありますが、家事をしてくれたりなど全面的にサポートしてくれる夫には大変感謝です。

VISAの問題などいろいろあって、広い海を彷徨っているような1年間でしたが、少し前進しはじめました。

しばらくTwitterではTradecraftに関するツイートが多くなります