日本への一時帰国時に困るのが滞在先。ビザに関する手続きや、会いたい友人がいる場所としてはやはり東京が便利なのだけれど、私が単身住んでいたアパートは去年引き払ってしまった。私の実家は新潟だし、夫の実家は福岡だ。
今年の頭にホテルに1ヶ月滞在したこともあったが、長く居るには閉塞感がある空間だし、お金もかかる。今回も土地勘のある渋谷近辺で安いホテルを探していたのだけれど、夫が渋谷付近にはあまり近づきたくないというので、離れた場所も候補に入れることにした。要件としては、個室があること、Wi-Fiが快適に使えることだ。(特に夫は今回の日本滞在中にリモートで仕事をしなければならなかった)
柴又に新しくできたゲストハウス
Booking.com、Expedia、楽天トラベル、るるぶなどを眺めながら空き室と料金比較をしていたところ目に止まった宿があった。金額が安いのだ。1人1泊3000円で、連泊だと更に安くなった。 それがこの柴又ふーてんベッドアンドローカル。
駅前の商店街を抜けた先にある住宅街の中にある場所で、初めて行くとちょっと迷う。電信柱で道案内がしてあった。
少し迷子になりながら到着。
こちらが外観。元々、葛飾区の職員寮だった場所を改装してオープンしたゲストハウスらしい。
ロゴ、最初は月かな?と勝手に思い込んでいたのだけれど、「男はつらいよ」の寅さんのトレードマークである帽子がモチーフだった。
洋室と和室タイプの違い
全室鍵付きの個室なのが嬉しい。シャワーもトイレも新しいので共同で全然問題ないのだけれど、ドミトリーだと大きなトランクを出すのに困るし、PCなどの荷物もあるので万一盗まれたりなどしたら…と不安があるからだ。
スタンダードな部屋には2タイプあった。
洋室タイプ
洋室と言っても、おそらく元々畳の部屋だったところをフローリングにして、簡易的なローベッドが置いてある。小上がりの手前には広いスペースがあって、大きなトランク2つ余裕で広げられる。安いビジネスホテルだとトランクを広げるのも大変だったりするので地味に嬉しいのではないだろうか。
和室タイプ
洋室タイプとの違いは、テーブルがあること。最初は洋室タイプの部屋だったのだけれど、テーブルが欲しかったのでスタッフの方に伝えると、翌日からは和室も空きがあるということで途中から部屋を移動させてもらった。PC作業などがある人は和室タイプにすると良いと思う。
共有スペース
ホテルと違ってゲストハウスが良いのは、共有スペースが充実しているところだろうか。アクティブに動き回る旅行であればホテルが良いかもしれないけれど、日中仕事もある、となると部屋以外にもPCを広げられるスペースがあるのは気分が全然違う。
コモンルーム
電源もあるしWi-Fiも快適な速度。椅子は長時間座るには厳しいけれど、ソファもある。みんな観光に出かけているのか、ほとんど人がいなくて静かだった。
ライブラリー
テレビはおそらく職員寮だった頃にあったものだろうか。
キッチン
長期滞在において欠かせないキッチン。土日になると団体で来ている人も多く、少し混み合った。調理場が2つあるのと、電気ケトル、炊飯器、電子レンジなどがある。醤油などの基本調味料も置いてあった。調理器具や食器もあるので、食材だけ持ち込めばなんとかなる感じ。
水回り
男女別のシャワールームにはそれぞれ個室が6つあり、人がいっぱいで使えなかったことはなかった。個室の前がカーテンで仕切られており、他の人と気まずくなることもない。リンスインシャンプーとボディソープが置いてあり、ドライヤーは2つ。また、貴重品を入れる小さなロッカーもあった。
お手洗いは各階にあって、女性用には4つの個室があった。
コインランドリーもある。洗濯機と乾燥機がそれぞれ2機。洗剤は共有のものが置いてありました。
尚、タオルや歯ブラシなどの用意はホテルと違ってないので持ち込むか、フロントで別途買う必要がある。
観光
滞在中、駅前の商店街でかき氷を食べた。
食事についてはほとんど自炊をしていたけれど、駅前にいくつか居酒屋があるのと、京成金町線で隣の駅の金町(常磐線、総武線も通っている)に行けば結構いろいろある。 葛飾区は銭湯が多いらしく、今回滞在中に3箇所まわった。
ゲストハウスはシャワーのみなので、湯船に浸かりたいときは銭湯がおすすめ。こちらのサイトに情報がまとまってました。