灰色ハイジのテキスト

サンフランシスコで働くデザイナーの日記とか考え事とか

2018-01-11 Assignment

Tradecraftは3ヶ月しかない。気付けば3ヶ月目に突入した。「I'm the oldest cohort...!」などとビックリする月である。

インストラクターのZacから個別の課題がそれぞれに出されることになった。 まず最初に自分がどんな方向に進みたいのか、何が課題なのかのアンケートがとられた。 40個くらい項目のあるGoogle Formが送られてきて、それぞれに「やりたくない」「ぜひやりたい」「優先的に関わりたい」の温度感を答えた。

項目は以下のような感じ。

  • Logos
  • Work on VR/AR apps
  • Landing pages for growth campaigns
  • A/B testing to improve product features
  • Work on native iOS apps
  • Creative Direction
  • User Research
  • Building Prototype
  • Design team management
  • etc

私の今の一番の興味としては、プロダクトデザインのブランディングで、これまで得たさまざまなスキルを活かして統合的にどうプロダクトを作っていくか、ということだった。プレイヤーとマネージメントだと、どちらに興味がある?と聞かれた。やりたい方向性としてはプレイヤーだけれど、私の今の一番の課題はどうやって他のデザイナーとコミュニケーションをとって物づくりを推めるのか、ということだった。

Tradecraftのプロジェクトは、実際にサンフランシスコのスタートアップの課題を1ヶ月程度で解決する。毎月そう多くのプロジェクトがある訳ではないため、1つのプロジェクトに10人前後のデザイナーが参加することになる。主にリサーチとUIにフォーカスする人で方向性は分かれていくが、それでも5,6人が1つのSketchファイルを同時に触ったりしている。これは日本に居た時にはまったく経験したことないことだった。

そうして私に与えられた課題は、スタートアップやプロダクトを製作する会社でクリエイティブディレクターになることを目指したもので、自分は手を動かさずに、他の子に指導しながら、クリエイティブの方向性を決めてプロジェクトの成果物を作り上げる、というものだった。 これがとてもハードで、この1週間はとても忙しかった。正直に言えばどんなに量があろうとも、自分一人で作業した方が早い。それを人を導くとなると、いつも自分が頭で描いていることを1つ1つ説明する必要がある。また、どう進めたら良いのか手順も再考する必要がある。これがとてもハードで、でも今の自分にはとても必要なものだと思う。

Tradecraftに居る間にしかこうした経験は出来ないと思うので、とても良い経験になっていると思う。

ようやく今週1つプロジェクトが終わりそうでホッとしている。Laughlyというコメディーに特化したラジオアプリに新機能を追加するため、ユーザーリサーチからプロトタイプ作りまでを行った。

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ユーザーインタビューはあまりコミット出来ないので、手を動かすフェーズでは貢献しようと思い、Design System作りを行った。

そうだ。もう1つの課題はサンフランシスコに居るクリエイティブディレクターをピックアップして5人にメールを送りコーヒーを飲んで質問して来なさい、というものだった。ようやくTradecraft内の人と喋れるようになってきたところだけれど、まだ外部の人と英語で話すのは緊張するな...。